
結論から先に申し上げると、
① 脳脊髄液の循環を促進する
② 睡眠の質を上げる
③ 不満や悩みを上手に聞いてくれる人と話しをする
④ 必要に応じてマッサージや整体を受ける
⑤ 受け入れる(自分の体にマイナスの感情をぶつけない・悲観的にならない)
この5つです。
それぞれ詳しくご説明させていただきます。
脳脊髄液の循環を促進する

私たちの体は、栄養を吸収し老廃物を排出して、生命活動を行っています。
そこで大事になってくるのが、体の6割~7割を占める体液(血液やリンパ液、このブログで取り上げている脳脊髄液)の循環です。
脳脊髄液とは頭部の脳室と呼ばれる所で作られ、脳から骨盤まで循環し、脳や脊髄の中にある神経へ栄養を送り老廃物を排出する役割を担っています。
卵巣ホルモンの一種「エストロゲン」は、脳の視床下部と呼ばれる所から卵巣にエストロゲンを作るようにと伝達されます。
しかし、卵巣の機能が低下しつつある更年期は、機能低下の事情を脳が分らないため脳は一方的にエストロゲンを作るように伝達しつづけるのです。
これを飲食店でたとえると、厨房スタッフが疲れきっていることを知らずに、ホールスタッフがオーダーをどんどん通していくようなものです。
これでは、脳がつかれてしまいます。
この脳の疲れをできるだけケアをしてあげたい。
そこで…
脳脊髄液の循環を促進するモゾモゾ体操

脳脊髄液の循環は、カイロプラクティックでよく使われているため業界内では知られています。
※クラニオセイクラルやクラニオセラピーと呼ばれるテクニックです
ですが、施術をしてもらわないと脳脊髄液の循環は促進されませんので、更年期でお辛い場合はかなり通わないといけません。
そこで、ご自身で脳脊髄液の循環を促進していただけるように、鍼灸師・あんまマッサージ指圧師の片平悦子先生がモゾモゾ体操というセフルケアを考案されました。
もしかすると、書店で片平先生のことをご存知の方がいらっしゃるかもしれませんよね。
モゾモゾ体操について、くわしくは↓
著者:片平悦子
タイトル:モゾモゾ体操であなたのカラダがみるみる生きかえる!
より専門的な内容はこちら↓
著者:片平悦子
タイトル:3つの体液を流せば健康になる!
をご覧くださればと思います。
動画で解説 モゾモゾ体操
片平先生の解説による、モゾモゾ体操の動画です。
専門用語がございますが、モデルの手の位置や動き、動作を真似ておこなってください。
さかい快福整体堂は、片平先生の整体スクール「パーフェクト整体」を受講しております。
ご来院くだされば、モゾモゾ体操を直接ご指導させていただきます。
睡眠の質を上げる

①でお伝えした脳脊髄液を流すモゾモゾ体操を行っていただくことで、睡眠の質は上がります。
あと、睡眠の質を上げる工夫とすれば、ありきたりの内容になってしまいますが、寝る前(1時間前を推奨)に脳を興奮させることをしない。(TV・ヤフーニュース・ゲームなど)
スマートフォンの充電を頭付近のコンセントで行わない。(電磁波の影響を避けるため)
家事や育児を完璧にこなさない。
この他にもインターネットで情報をみるとたくさん書かれていますが、たくさんありすぎて余計に手がつけられないと思います。
個人的に上記の内容で十分だと思います。
不満や悩みを上手に聞いてくれる人と話しをする

女性の方は、お話しされることでストレス発散をされると思います。
とても、いいことです。
上手に話しを聞いてくれる人がいると、いいですよね^^
深い話し(腹を割って話しができる)ができると、より満足されると思います。
この「深い」が上手に話しを聞いてくれるポイントだと思います。
今ご覧くださっているブログで、上手に話しを聞ける人の特徴をあげてみたいと思います。
・相槌(あいづち)や、会話のスピードを合わせてくれる
・話しを最後まで聞いてくれる(話しのこしを折らない)
・余計なアドバイスをしない
・適切な質問をしてくれる
・気持ちを聞いてくれる
・求めない限り自分の話しをしない
人によってはアドバイスが欲しい方や、途中でも話しをして欲しいなどのご要望があるかもしれません。
何より、一番大事なのはご本人様の満足度です^^
必要に応じてマッサージや整体を受ける

40歳をこえると体に疲れがたまりやすくなりますし、仕事や家事、育児の負担はへるどころか増える方が多いのではないでしょうか?
からだが疲れ、気持ちにゆとりがなくなると、どなたでも身体症状(不定愁訴)が表れやすくなります。
「毎日が忙しくて、マッサージや整体にいく時間がない」
「マッサージや整体にいくなら違うことにお金を使いたい」
もちろん、そのような考えでもいいと思います。
これまでお伝えさせていただいたケアでも十分だと思いますから。
でも、我慢は体にとって「毒」です。
優先順位として、ご自身の健康が何番目にあるのかを考えていただき、必要であればマッサージや整体に通われてもいいのではないかと思います。
こう書きますと営業(セースルトーク)をされているみたいと思われそうで、正直書きたくないのですが、40歳をこえると自分の体に投資できる人が仕事や家事・育児で高いパフォーマンスができると思います。
受け入れる(自分の体にマイナスの感情をぶつけない・悲観的にならない)

人生において、乳幼児期・学童期・青年期・成長期とあるように、更年期もひとつの時期ですので、受け入れるということをご提案したいと思います。
ここでいう受け入れる定義は、「感謝と労い」です。
・感謝をする(身体や家族、住まい、職場など、できるだけ対象範囲を広げる)
・つらい症状(箇所)に労わりの言葉をなげかける(もしくは心の中で想う)
「病は気から」ではないですが、このような心のもちようで、更年期とうまく付き合ってくださればうれしく思います。
おわりに

聞きなれない言葉があり、むずかしいかったかも知れません。
モゾモゾ体操は、ぜひおこなっていただきたいと思います。
脳脊髄液が流れると、体が温かくなられたり、頭がかるくなったりされる方が数多くいらっしゃいますよ。
さかい快福整体堂をご利用くださる方の約9割が女性で、30代・40代・50代の方に多くお越しいただいているのですが、女性には女性しか分らないことがあると思います。
そういった意味で、私ができることは施術もそうですが、こうした情報発信でお役に立つことができたらと思いました。
さいごまでごらんくださって、ありがとうございました。
さかい快福整体堂
市川 猛
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